「副業でみんながつながる熊本産マスクプロジェクト」の歩み
新型コロナウィルス感染症拡大により、収入減等の影響を受けている熊本県民の皆様が手作りしたマスクを主催団体が買取、事業者・団体や個人の皆様に無料で配布するマスクプロジェクトがスタートいたしました。
4/24 参加機関代表者会議
本趣旨に賛同する金融機関および経済団体11組織による非公式協力組織で構成される「熊本地域金融・経済懇話会」が実施主体となり、事業規模や運営方法などについて、九州財務局長や参加機関の代表者で話し合いました。
4/30 記者会見・プレスリリース
九州財務局と「熊本地域金融・経済懇話会」より当プロジェクトの記者会見が行われました。コロナ感染拡大によって、休業・失業された方々に副業の機会を設け、またマスク確保に微力ながら貢献し、誰一人取り残さないSDGsの下、「人がつながり、知恵、元気の出る熊本」をスローガンにプロジェクトがスタートいたしました。
インスタグラム配信開始
-
インスタグラムTOPページ
-
インスタグラム投稿ページ
随時プロジェクトの進捗状況について配信を行っていきました。
多くの反響をいただき、最終的には1,500人以上の方にフォローいただき、200件を超えるたくさんの応援コメント等もお寄せいただきました。
5/8~ マスク買取開始
プレスリリース発表後、受付開始前より多くのマスクが寄せられ、当初予定していた募集枚数に初日に到達いたしました。
5/10 マスク受付終了
当初、5月8日~6月30日までの受付期間を設けておりましたが、予想以上の反響により、受付開始後3日で締め切らざるを得ず、およそ7,400人の方より、当初予定の募集枚数1万6千枚を大幅に上回るおよそ49万枚の手作りマスクをお寄せいただき、やむなく受付終了といたしました。
応募者より感謝の声
応募者の方々から400通を超える、多くの感謝のお手紙をいただきましたので、一部抜粋してご紹介いたします。
今回はマスクプロジェクト募集企画、本当に、本当にありがとうございました。…2月の末から仕事が失くなってしまい、この募集をニュースで知り、上限が200枚なので毎日40枚を目標にがんばって作りました。…これからもこの気持ちを持ってコロナと戦って、目指すものを見つけて頑張ってゆきたいと思います。
5/12~ マスク検品・封入作業
お寄せいただいた約49万枚の手作りマスクを、買取条件を満たしているか一枚一枚確認いたしました。
受け付けたマスクから順次 ①買取依頼書 ②マスクの数 ③マスクの制作状態 ④マスクの大きさ などの検品をいたしました。
この検品・封入等の作業において、収入減に悩む多くの方々にご参加いただき、副業の機会を創出いたしました。
5/10~7/10
ボランティアによる応援作業
予想を大幅に超える応募のため、キワニスクラブをはじめ、第一生命やメガネのヨネザワ、肥後銀行等、多くの方にご協力いただきました。ボランティアは延べ1,500人、作業日数はおよそ60日にもなりましたが、無事作業を終えることができました。
5/29~ マスク買取代金振り込み
当初予算を大きく上回る買取資金となりましたが、5月29日より、順次振込をはじめました。
協賛募集
「熊本地域金融・経済懇話会」の枠組みを超え、幅広くご協力を呼びかけました。
およそ460件の企業・団体等の皆様に、当プロジェクトにご賛同いただき、多大なるご協賛をいただきました。
6/4~ マスクPJ寄付口座開設
さらには、熊本県スポーツ協会様およびれんげ国際ボランティア会様にご協力いただき、寄付金口座を開設いたしました。
個人の方々を中心に1,000件を超える多くの寄付をお寄せいただきました。
6/10~ マスク配布について
地域の皆様へマスクを配布するため、肥後銀行の県内全支店と移動店舗車(ハモニカー)にて約9万枚を配布いたしました。大反響ですぐに配布終了となる支店が続出しました。中には、マスクを求めて行列ができる支店もありました。
7/8~10 豪雨災害被災地へ贈呈
7月には豪雨に見舞われ、熊本県南に甚大な被害をもたらしました。
そこで、当プロジェクトの中から人吉方面へ6,400枚、八代方面へ400枚、阿蘇方面へ150枚のマスクを被災地へお渡しし、ご活用いただきました。
寄付・協賛先へマスク配布
熊本県スポーツ協会へ約9万枚、熊本県へ5万枚のマスク配布をはじめ、マスクを必要とする施設・団体等へ順次お届けいたしました。
7/14 美里町・宇土市・宇城市へ贈呈
7/17 マスク代金振込完了
5月から順次行ってきた買取代金の振込は、皆様の寄付・協賛等へのご協力により、7月17日には全ての買取代金の振込が完了いたしました。
8/28 熊日朝刊にて掲載&PJ終了
皆様のご協力のおかげをもちまして、8月28日をもって、プロジェクトは終了いたしました。
反響の大きさに対応が追い付かない状況も多くございまして、大変ご心配をおかけいたしました。
皆様に製作いただいたマスクについては、必要とされている多くの方々へお届けすることができました。
一人でも多くの方の力になれたのであれば幸いです。当プロジェクトは、熊本県民および企業・団体の皆様に支えられ、成功することができました。
改めて御礼申し上げます。